中古マンションのリノベーションにおける注意点について

新築マンションには手が届かないが、中古マンションなら手が届くし、リノベーションをして中身さえキレイならば、と考えているあなた。

 

たしかに外観は問題ないとはいえども、中古マンションは昨今における基準を満たしていない場合もありますし、築年数によっては資産価格がさらに下落する可能性もあります。

 

今回は、中古マンションをリノベーションする場合の注意点について、まとめてみました。


中古マンションのリノベーションにおける注意点について:築年数のポイント


中古マンションをリノベーションする時の注意点


マンションについては、誰かが購入しただけで中古マンションとされます。

 

その価格は築年数と共に下落していき、築20年程度で価格が安定します。

 

そのような物件を購入する立場で考えると、築5年や築10年の中古マンションは購入後も資産としての価格が下がり続けるのに対し、築20年以降の中古マンションは購入時の価格から大幅に下がる可能性が低いとも言えます。

 

そのため、購入するなら築年数が20年以上で、なるべく状態の良いマンションとなるのです。

 

しかし、築20年以降、つまりは1997年前後の物件であれば安心というわけではありません。

 

それは、1999年の「省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)」見直しによる住宅の断熱化率向上や、2003年の24時間換気システム設置義務化よりも前になるからです。

 

これらの基準を満たしていない可能性があるため、義務ではないがリノベーションの際に取り入れるべき改修内容とも言え、費用がかさむ可能性があります。

 

※建築確認申請が必要な場合は24時間換気が義務化されます。


中古マンションのリノベーションにおける注意点について:費用について


続いてリノベーションの費用についてです。

 

リノベーションの費用の内訳としては、作業費、材料費、デザイン費に分けられます。

 

解体から電気設備工事、排水管工事など、多岐に渡るため、相応の費用負担が発生します。

 

その費用はリノベーションの内容にもよりますが、もとの部屋を構造体だけ残して解体し、内装や設備機器を一新するスケルトンリノベーションにかかる費用は、1㎡あたり、10万から15万が平均的です。

 

つまり70㎡であれば700万か1,050万ほどです。

 

これはあくまでも目安ですから、先に述べた基準の設備を整えたり、システムキッチンを導入したり、床のフローリング材にこだわったりすれば、さらに費用は増します。

 

他にも、地域差があったり、物件の所在階数によっても、費用が上下したりすることを認識しておくべきでしょう。


まとめ


中古マンションを購入してからリノベーションを検討している場合、その築年数によって基準となる設備が異なることに注意しなければなりません。

 

リノベーション費用については、このような基準設備があるかないか以外にも、さまざまな要因で上下するものです。

 

また、資産価値が購入時からなかなか下がらないといわれているのは、築20年以上のマンションであることも頭に入れておくべきでしょう。

 

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