派遣社員として働いているうちは一戸建てを購入できない、と思っている人は非常に多いと思います。
大抵の場合、まずは住宅ローンを組む必要があります。
しかし、その住宅ローンを組めないという「常識」が立ちはだかるため、諦めてしまう人が非常に多いのが現状です。
本当に、派遣社員の人は、一戸建てを購入できないのでしょうか?
今回、詳しく調べてみました。
派遣社員が一戸建てを購入するならまずはローンの条件をチェック
まずは、住宅ローンを組める条件がどのようなものなのか見ていきましょう。
金融機関が審査の際にチェックするのは、「お金を借りる人が、ちゃんと返済できるかどうか」です。
それを判断するため、主に以下の内容が確認されます。
1.年齢
2.職業、職種、勤務年数
3.年収
4.現在の借り入れの返済状況
5.過去の借り入れの返済状況
いずれも重要な内容ですが、派遣社員の人にとってネックになるのは、2と3だと思います。
2は、正社員かつ将来的に仕事を続けられそうな職種であり、勤務年数が長いほど有利になります。
3は、正社員の人と比べて、派遣社員の人の年収は低くなりがちです。
以上の現状から、住宅ローンを組むのなら正社員になってから、という「常識」が根付くようになったのです。
現在でも、その「常識」は根強く残っています。
しかし、全く手がないわけではありません。
派遣社員が一戸建てを買うなら正社員以外でも貸してくれる金融機関を探す
最近、一部の金融機関で、派遣社員や契約社員でも借りられる提案をしています。
具体的には…
・住信SBIネット銀行
・楽天銀行(フラット35対応)
・三菱UFJ銀行
などがあります。
これまでの雇用形態は正社員が多かったですが、近年は働き方が多様化したこともあり、2018年時点では国内の労働者の約4割が非正規雇用との統計も発表されています。(総務省「労働力調査」2018年平均速報より)
派遣社員などの非正規雇用労働者が増えている以上、金融機関側も正社員でなくてもローンを申し込みやすくしてマイホームを買うハードルを下げているのでしょう。
派遣社員の人が一戸建てを購入するために大切なこと
繰り返しになりますが、金融機関がチェックするのは、「お金を借りる人がちゃんと返済できるかどうか」です。
正社員の人でも、転職を繰り返していたり、消費者金融などで借り続けていたり、借りたお金を返済しきっていない場合は、審査が通らないことが多いです。
逆に、派遣社員の人であっても、同じ職場で長年働き続けていて、借り入れを全くしたことがないのなら、審査に通る確率が高まります。
つまり、派遣社員でも「安定した収入を得ていて、他に多額の返済もない堅実な人」が、審査に通りやすくなるのです。
まとめ
派遣社員の人でも、一戸建てを購入できる可能性は十分あります。
そして、その実現には「安定した収入を得ている」という証明を金融機関に提示できる状態を作り出し、住宅ローンを組めるようにすることが必要です。
様々な金融機関の資料を取り寄せるなどして、事前にしっかりと調べていって下さい。
マイホームをお考えの方でなにかお困りでしたら、お気軽に株式会社ホームプランナーまでお問い合わせください!