一戸建ての間取り図に、納戸(サービスルーム)と表記されている空間を見かけたことはないでしょうか。
居室やクローゼットとどう違うのか、またどんなメリット・デメリットがあるのかについて解説します。
一戸建ての納戸・サービスルームとは?
一戸建てにおける納戸・サービスルームとは、建築基準法上は居室に該当しない部屋を指します。
居室には換気や採光などの基準が設けられており、窓がない(窓の最低面積が不足している)ため居室にできない部屋を納戸・サービスルームと呼んでいます。
納戸・サービスルームとはあくまでも法律上の居室には該当しないだけであり、安全性が劣るわけではありません。
また名称が異なりますが、納戸・サービスルームは基本的に同一のものです。
和風なら納戸、洋風ならサービスルームと部屋の雰囲気で呼び方を分けているケースが多いです。
このほか、フリースペースやDENと表記されていることもあります。
一戸建ての納戸・サービスルームのメリット・デメリット
納戸やサービスルームを活用すれば暮らしが豊かになるので、一戸建てにあると便利な間取りのひとつです。
メリット・デメリットを理解すれば、空間を無駄なく活用できるのでおすすめです。
<メリット>
納戸やサービスルームは採光が少ないため、日照の影響を受けにくいメリットがあります。
直射日光を避けて保管したいものをストックする部屋にぴったりです。
そしてオフシーズンの衣類や家電、クローゼットには入りきらない大きな物(スポーツ用品や来客用の寝具類)など、あらゆるものの収納に役立ちます。
収納ラックや突っ張り棒などを設置すれば、空間を無駄なく活用できます。
さらに作業スペースを設けることで家事効率もアップしおすすめです。
ファミリークローゼットのようにするなら、家族全員の目に触れる場になるため散らかり防止になります。
また書斎や子ども部屋としても利用できますから、ライフスタイルに合わせてさまざまな用途を検討できます。
<デメリット>
間取りによっては窓がなく換気しにくかったり、コンセントやエアコンスリーブがない(増設できない)場合があります。
そのため空調管理が難しい点がデメリットです。
温度や湿度管理が必要なものを保管するときや、居室として活用する際は快適性を保つ対策が必要となります。
例えば窓はつけなくても、換気扇はあった方が良いかもしれません。
そして採光が取りにくいので、狭い納戸・サービスルームでも照明器具を設置しておくと便利です。
まとめ
一戸建てに設置する納戸・サービスルームとはどういうものなのかについて紹介しました。
収納スペースとしても便利ですし、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるため一戸建てにおすすめの間取りです。
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