意外と知らないサービスルームや納戸の定義について、今回はご案内します。
サービスルームと納戸の違いは?
結論から言うと、実は違いは無いようです。和風な物件の場合なら納戸、洋風な物件ならサービスルームと表記するなど、名称から受けるイメージと建物のイメージを統一させるために変えているようです。「DEN(書斎)」や「F(フリールーム)」などと表記されている間取り図もありますが、基本的には納戸やサービスルームと違いは無いようです。
サービスルームや納戸は居室ではない?
サービスルーム・納戸とは、建築基準法により「居室」と認められない部屋となります。建築基準法では、「人が居住・執務・娯楽などの目的のため継続的に使用する室」を居室と定めています。居室と認められるためには、採光や換気など、さまざまな基準を満たす必要があります。
何かしらの理由により採光のための窓を設けることができない部屋は、サービスルーム・納戸と表記されます。 しかしサービスルームや納戸の中には、窓がついている部屋や、広いスペースが設けられている部屋などがあります。そのため、サービスルームや納戸でも居住スペースとして活用しようと検討している方もいることでしょう。
しかし建築基準法では、サービスルームや納戸は居室として認められていないため、コンセントがない場合やエアコンが設置できない可能性があります。
希望の物件がある際は、その点を重点的に確認すると良いでしょう。