憧れの一戸建てマイホームを購入するとして、その家はどの世代まで利用できるのか、自分の子どもの世代までか、それとも孫の世代までなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、一戸建て物件の平均的な寿命と、物件を長持ちさせるための秘訣についてまとめていきます。
一戸建ての寿命と長持ちさせるための秘訣 木造と鉄筋コンクリート造の耐久年数
日本に木造住宅が多い理由としては、日本の風土として森林が多く木材が豊富であるため、コストが安かった点に尽きます。
元来は、木材独特の調湿効果によって、夏に湿気を吸い取ってくれるため、結露やカビの発生を比較的抑えるメリットもありましたが、昨今ではエアコンなどによって、そのメリットは失われつつあります。
結果として、木造住宅は鉄筋コンクリート造(RC造)住宅よりも建築費用が安いことがメリットになりますが、物件の寿命や耐久年数(耐用年数)を配慮してみると、一概にはそうとも言えません。
木造住宅の建設に必要な費用は、1坪あたり40万~60万円程度であり、法定耐久年数(耐用年数)については22年とされています。
一方、鉄筋コンクリート造住宅では1坪あたり70万~100万円程度であり、法定耐久年数(耐用年数)については47年とされています。
つまり、1年あたりのコストで考えてみると、ほぼ同等と言えるのです。
とはいえども、木造と鉄筋コンクリート造住宅には特徴も存在し、木造は間取りが組み替えやすくリノベーションしやすい点や、木材自体に精神安定の作用があることなどのメリットは残されています。
一戸建て物件の寿命と長持ちさせるための秘訣 長期優良住宅とメンテナンスの重要性
先ほど述べた法定耐用年数については、あくまでも法的に決められたものであり、実際にはそれ以上長く住み続けることが可能です。
現在は「長期優良住宅」が設けられており、この基準をクリアしている住宅は、100年長持ちする家と言われているのです。
この基準に適合すると税金の控除額が増えますが、適合するには、9項目の審査基準をクリアしなくてはならず、建築時のコストも割高になります。
さらに、認定を受けるための審査費用などもかかりますし、定期的に点検が必要です。
もちろん、この基準をクリアしているからといって、100年の使用を保証されるわけではありません。
長期優良住宅は定期的に点検が必要であることが条件からも読み取れるように、定期的な点検やメンテナンス・日々の掃除をしっかりすることが、家の寿命を延ばすことにつながるわけです。
まとめ
木造と鉄筋コンクリート造のコストに関しては約2倍の差がありますが、耐久年数を配慮した場合には、ほぼ同等であることがお分かりいただけたと思います。
材質の違いはあれども、物件を長持ちさせるためには、定期的な点検やメンテナンス・掃除が必要であることには変わりがありません。
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